光回線の導入や設定でつまずくと時間とストレスが増えるのは本当に困りますよね。
特にソフトバンク光のONU設定は機器の種類や接続方式で手順が変わるため、どこから手を付ければよいか分からない方が多いです。
この記事ではソフトバンク光のONU設定に必要な機器や物理接続、ルーターやWi‑Fiの設定、トラブル対処までを分かりやすく整理します。
初心者でも迷わないように手順ごとのチェックポイントやLEDの見方、設定変更の注意点を順を追って解説します。
まずは必要機器の確認から始めて、確実に接続を完了させましょう。
ソフトバンク光のONU設定方法

ソフトバンク光 ONU 設定を行う際の基本的な流れと注意点を分かりやすく整理しました。
必要機器
まずは作業に必要な機器を揃えておきましょう。
- ONU本体
- 光ケーブル
- LANケーブル
- 電源アダプタ
- ルーターまたはホームゲートウェイ
- 接続確認用のパソコンやスマートフォン
物理接続手順
光回線終端装置であるONUに光ケーブルをしっかり差し込みます。
ONUの電源アダプタを接続して電源を入れます。
ONUとルーターのWANポートをLANケーブルで接続します。
ルーターを使用しない場合はパソコンを直接ONUに接続して設定を行うこともできます。
接続後は数分待って機器が起動するのを確認します。
ONU LED表示確認
起動後はONUのLED表示を確認して正常に光回線が認識されているかをチェックします。
LED | 表示 | 意味 |
---|---|---|
POWER | 点灯 | 電源正常 |
光 | 点灯 | 光信号正常 |
LINK | 点滅 | データ送受信中 |
ERROR | 点灯 | 異常要確認 |
ルーター側接続設定
ルーターの管理画面にログインしてWAN側の接続タイプを確認します。
ソフトバンク光の仕様や機器構成によってはDHCP接続で自動取得になっている場合とPPPoEで認証情報が必要な場合があります。
プロバイダから渡された接続IDとパスワードがある場合はPPPoE設定に入力してください。
IPv6サービスを利用する場合はルーターのIPv6設定をONにして接続方式を選択します。
設定を保存したらルーターを再起動してWAN側のIPアドレスが取得できているかを確認します。
Wi‑Fi設定(SSID/暗号化)
ルーターの無線設定画面でSSID名とパスワードを設定します。
SSIDはわかりやすい名称にしておくと機器の識別が楽になります。
暗号化方式はWPA2またはWPA3を推奨します。
パスワードは推測されにくい英数字記号混在のものを設定してください。
2.4GHzと5GHzを分けてSSIDを設定することでデバイスごとに接続を使い分けられます。
接続確認方法
パソコンやスマートフォンで設定したSSIDに接続してインターネットにアクセスできるか確認します。
ウェブページが開けない場合はルーターのWANステータスやONUのLEDを再確認します。
コマンドプロンプトや端末でpingを実行して応答があるかをチェックします。
IPv6接続を利用している場合はIPv6の割り当てや通信が問題ないかを専用の確認サイトで確かめます。
速度確認サイトで実効速度を計測して契約プランと概ね一致するかを確認します。
よくある接続トラブル
ONUの光LEDが消えている場合は光ケーブルの抜けや断線を疑ってください。
ルーターのWANがIPを取得していない場合は接続方式の設定ミスや認証情報の誤入力が考えられます。
Wi‑Fiの接続が不安定な場合はチャネル干渉やルーターの設置場所を見直してください。
機器を交換した直後に接続できないときはONUやルーターを電源オフオンして再起動を試してください。
上記で解決しない場合はプロバイダやソフトバンクのサポート窓口に連絡して回線状況を確認してもらってください。
ソフトバンク光のONU種類別の設定

ソフトバンク光のONUは提供元やレンタルの有無で接続方法や設定手順が変わります。
接続前に機器の型番とLED状態を確認すると設定がスムーズになります。
NTT提供ONU
NTTが提供するONUは基本的にブリッジ動作で利用するケースが多いです。
ルーター側でWAN設定を行うことが前提になるためルーターの設定項目を確認してください。
項目 | 設定の目安 |
---|---|
光回線の状態 | 緑色のランプ点灯 |
接続方式 | PPPoEかDHCP |
動作モード | ブリッジ推奨 |
初期化 | 電源再投入でリセット |
管理アクセス | 一般に操作不要 |
接続手順はまず光ケーブルと電源をONUに接続してLEDが正常であることを確認してください。
次にONUのLANポートとルーターのWANポートをLANケーブルで接続してください。
ルーターのWAN設定をPPPoEにする場合はソフトバンクからの接続情報を入力してください。
IPv6やIPoEを利用する場合はルーターの対応状況を確認して設定を切り替えてください。
ソフトバンクレンタルONU
ソフトバンクがレンタルするONUは出荷時にプロバイダ情報が組み込まれている場合が多く初心者でも扱いやすいです。
- 電源を接続
- 光ケーブルを差し込む
- ONUのランプを確認
- ONUとルーターをLANケーブルで接続
- 必要に応じてルーターで認証情報を設定
レンタル機器は事前設定されている場合がありルーター側でDHCPを選ぶだけで接続できることがあります。
接続できない場合はレンタル会社のマニュアルに従って初期化や再起動を試してください。
不明点があればソフトバンクのサポート窓口に機器情報を伝えて確認すると安心です。
光BBユニット併用機器
光BBユニットを併用する場合はONUとルーターの間に光BBユニットを設置することが基本です。
光BBユニットはIPv6高速ハイブリッドなどのオプションに対応しているため速度向上や安定化に役立ちます。
接続方法は光ケーブル→ONU→光BBユニット→ルーターの順で接続してください。
光BBユニットにPPPoE認証情報を設定する場合はマニュアルの手順に従ってください。
ルーター側でポート開放や固定IP設定を行う際は光BBユニットのポート設定と競合しないよう確認してください。
トラブル時は光BBユニットとONUの再起動を試し改善しない場合は設定を見直すかサポートへ相談してください。
ソフトバンク光でONUとルーターを接続する設定

ソフトバンク光のONUと市販ルーターを接続する際の基本的な設定ポイントをまとめます。
接続方式によってONU側とルーター側で行う設定が変わるため順を追って確認しましょう。
ブリッジ設定
ブリッジ設定はONUを単なる通信パスとして動作させるモードです。
ONUをブリッジモードにするとルーター側でWAN接続を一元管理できます。
まずONUの管理画面にLANケーブルで接続してログインします。
管理画面から動作モードやブリッジモードの項目を探して切り替えます。
ONUをブリッジにしたらONUのLANポートとルーターのWANポートを接続します。
ルーター側でPPPoEやDHCPなどのWAN設定を行ってインターネット接続を確認します。
ONUの内蔵ルーター機能を無効にしておかないとポート競合や二重NATが発生する場合があります。
PPPoE設定
PPPoE設定はプロバイダの認証情報を使ってルーターが直接接続する方式です。
ルーターをPPPoEで使う場合はプロバイダから渡された接続IDとパスワードが必要です。
ルーターのWAN設定画面で接続タイプをPPPoEにして認証情報を入力します。
設定項目 | 例や説明 |
---|---|
接続タイプ | PPPoE |
ユーザー名 | プロバイダから提供された接続ID |
パスワード | プロバイダから提供された認証パスワード |
接続方式の自動再接続 | 有効推奨 |
PPPoEで接続できない場合は認証情報の入力ミスやONUのモード設定を確認してください。
DHCP設定
DHCP設定はルーターがLAN内の端末に自動でIPアドレスを割り当てる機能です。
ルーターのLAN設定でDHCPサーバーを有効にしてIPアドレスの範囲を指定します。
一般的にはプライベートIPアドレス帯である192.168.x.xや10.x.x.xを使用します。
ルーターのIPアドレスとDHCPの開始・終了アドレスが重複しないように設定します。
特定の機器に固定IPを割り当てたい場合はDHCP予約機能を使うと便利です。
DNSはプロバイダ指定のままでも問題ありませんが、必要に応じて別のDNSを指定できます。
ポート開放設定
ポート開放は外部から特定の内部機器に接続を許可する設定です。
ポート開放を行う際はまずルーターの管理画面からポートフォワーディングの項目を探します。
内部IPは事前にDHCP予約か固定IPで割り当てておくと設定が安定します。
- TCP 80 HTTP
- TCP 443 HTTPS
- TCP/UDP 22 SSH
- UDP 3478 STUN
ポートとプロトコルを指定して内部IPに転送するルールを追加します。
設定後は外部のポートチェッカーや実際の接続で動作を確認してください。
セキュリティのため必要なポートだけを開けるようにしましょう。
ソフトバンク光のONU設定でWi‑Fiセキュリティ

ソフトバンク光のONU設定を見直すだけで家庭の無線LANはぐっと安全になります。
ここで紹介するポイントはすべてONUの管理画面から設定できる項目が中心です。
SSID変更
初期のSSIDは機器メーカー名やモデル名が含まれていることが多く狙われやすいです。
わかりやすさと秘密性のバランスを意識してSSIDを変更しましょう。
- ONUの管理画面にログイン
- 無線設定メニューを開く
- SSID名を編集
- 公開用と家庭用で区別する
- 設定を保存して再起動
暗号化方式の選択(WPA2/WPA3)
利用可能ならばWPA3を優先して選ぶのが最も安全です。
古い端末がある場合はWPA2と併用するモードを検討してください。
方式 | 特徴 | 推奨シーン |
---|---|---|
WPA2 | 広く普及 | 古い機器向け |
WPA3 | 強化されたセキュリティ | 新しい機器向け |
初期パスワード変更
ONUや無線ルーターに設定されている初期パスワードは必ず変更してください。
推測されにくい長い文字列を設定することをおすすめします。
英字大文字小文字数字記号を組み合わせた12文字以上が目安です。
パスワード管理ツールを使うと安全に運用できます。
ゲストWi‑Fi設定
来客用のゲストWi‑Fiを有効にすると自宅のLANとは分離できて安心です。
ゲスト用は通信制限や接続時間の上限を設定しておくとさらに安全です。
SSIDやパスワードを定期的に変更する運用が望ましいです。
MACアドレスフィルタリング
MACアドレスフィルタリングは接続を許可する端末を限定できる機能です。
メリットは手軽なアクセス制御ができる点でデメリットは偽装されやすい点です。
重要なポイントは他の対策と併用して多層防御にすることです。
招待する機器のMACアドレスは正確に登録して運用してください。
ソフトバンク光のONU設定でよくあるトラブルと対処法

ONUの設定トラブルはインターネット接続に直結します。
接続が不安定なときは基本の確認と順序立てた対処が早期解決につながります。
電源再起動手順
最も基本的で効果が高い対処は電源の再起動です。
落ち着いて順番どおりに行うことが重要です。
- ONUの電源をオフにする
- 電源ケーブルをコンセントから抜く
- 30秒以上待つ
- 電源ケーブルを再度接続する
- ONUのランプが安定するまで待つ
再起動後も接続が戻らない場合は次の確認項目に進んでください。
回線未接続時の確認項目
ONUのランプ表示は問題の切り分けに役立ちます。
症状 | 確認ポイント |
---|---|
電源ランプが消灯 | 電源ケーブルの差し込み コンセントの通電状態 |
光回線ランプが赤や消灯 | 光ケーブルの抜けや破損 近隣での工事情報 |
LAN接続しているのに未接続表示 | LANケーブルの差し替え 接続先機器の再起動 |
回線断が頻発 | ONU本体の故障確認 屋内配線のチェック |
表の項目を順に確認して原因を特定してください。
速度低下時のチェック項目
速度が遅い場合はまず利用中の機器を切り分けます。
有線接続と無線接続で速度を比較して問題の範囲を絞ってください。
パソコンやスマートフォンの再起動と不要なアプリの停止を試してください。
ルーターの設定で帯域制御やQoSの設定が影響していないか確認してください。
プロバイダ側の通信混雑や時間帯による速度低下の可能性も念頭に置いてください。
これらを試しても改善しない場合はプロバイダやサポートへ問い合わせを検討してください。
ONU交換・サポート申請方法
ONUの故障が疑われるときは交換申請が必要になる場合があります。
まずはソフトバンクのサポート窓口に状況を伝えて診断を受けてください。
契約者情報とONUの機種名やシリアル番号を控えておくと手続きがスムーズです。
サポートから交換の指示が出た場合はレンタル機器の場合と所有の場合で対応が異なります。
交換には手数料や期間が発生することがあるので案内をよく確認してください。
交換後はソフトバンク光 ONU 設定の確認を行い接続や速度が正常になっているか確かめてください。
ソフトバンク光ONU設定の最終チェックポイント

ソフトバンク光 ONU 設定の最終チェックポイントを確認してください。
設置場所と電源を含む物理的な接続がしっかりしているか確認してください。
光ファイバーとLANケーブルの差し込みに緩みや折れがないか点検してください。
ONUのランプ表示で光回線と通信状態が正常か確認してください。
ルーターを併用する場合は接続モードがブリッジやルーターのどちらか適切になっているか確認してください。
プロバイダーの接続情報がルーターに正しく設定されているか再確認してください。
Wi‑FiのSSIDとパスワードを確認して端末で接続テストを行ってください。
再起動やファームウェア更新で改善しない場合はソフトバンクのサポート窓口に相談してください。