ドコモ光の100Mbpsから1Gbpsへの変更で見るべき判断基準7つ|工事前に設備と機器を確認すれば迷わない!

黒い無線ルーターのアンテナとLEDインジケーター
ドコモ光

ドコモ光で100Mbpsから1Gbpsへ変更したい場合、最初に見るべきなのは現在の契約名ではなく、回線設備と宅内機器が1Gbpsに対応しているかどうかです。

戸建てや光配線方式のマンションなら比較的スムーズに変更できる可能性がありますが、VDSL方式やLAN配線方式の集合住宅では契約だけを変えても最大100Mbpsのままになることがあります。

また、1Gbpsは技術規格上の最大値であり、実際の速度はルーター、LANケーブル、Wi-Fi規格、端末性能、時間帯の混雑によって変わります。

そのため、ドコモ光の100Mbpsから1Gbpsへの変更は、申し込み前に契約速度、配線方式、工事内容、機器性能を順番に確認するのが安全です。

安定した接続が期待できるファイバーアダプター

ドコモ光の100Mbpsから1Gbpsへの変更で見るべき判断基準7つ

木製デスクに置かれた白いWi-Fiルーター

ドコモ光を100Mbpsから1Gbpsへ変更できるかは、現在の契約プランだけでなく、建物までの回線、建物内の配線、部屋の機器、接続方式の組み合わせで決まります。

契約速度

まず確認したいのは、現在の契約が最大100Mbpsの品目なのか、すでに1Gbps対応の契約なのに実測値が100Mbps前後で止まっているのかです。

契約上の最大速度が100Mbpsなら、1Gbps対応メニューへの変更手続きが必要になります。

一方で、契約上は1Gbpsなのに速度測定で100Mbps前後しか出ない場合は、ルーターやLANケーブルなど宅内環境が原因の可能性があります。

建物設備

戸建ての場合は、光ファイバーが宅内まで入っているか、古い回線終端装置を使っていないかを確認するのが基本です。

マンションの場合は、共用部までは光回線でも、部屋までは電話線やLAN配線でつながっているケースがあります。

この建物内の配線方式が1Gbps化の可否を大きく左右します。

配線方式

集合住宅では、光配線方式、VDSL方式、LAN配線方式の違いを把握することが重要です。

光配線方式は部屋まで光ファイバーを引き込むため1Gbps化しやすい方式です。

VDSL方式やLAN配線方式は建物内設備の上限が100Mbpsになりやすく、契約変更だけでは速度上限を超えられない場合があります。

工事方法

100Mbpsから1Gbpsへ変更する際は、宅内作業が不要な無派遣工事で済むケースと、作業員の訪問が必要な派遣工事になるケースがあります。

工事の有無は、既存設備、ONUの種類、建物側の配線、申し込み内容によって変わります。

2026年5月時点の公式案内では、派遣工事なしで開通できる場合の工事料は3,300円税込とされ、屋内配線を新設しない工事では11,660円税込が目安として示されています。

確認項目 見るポイント
無派遣工事 訪問なしで変更
派遣工事 訪問作業あり
ONU交換 機器発送の有無
建物工事 管理会社確認

ルーター性能

回線が1Gbpsに変わっても、ルーターが古いままだと速度が100Mbps前後で頭打ちになることがあります。

特にWANポートやLANポートが100Mbpsまでの古いルーターでは、1Gbps回線の性能を活かせません。

申し込み前に、ルーターの有線ポートとWi-Fi規格を確認しておくと変更後の失敗を減らせます。

  • WANポートが1000BASE-T対応
  • LANポートが1000BASE-T対応
  • Wi-Fi 5以上に対応
  • IPv4 over IPv6に対応
  • 利用台数に合う処理性能

LAN環境

パソコンやテレビを有線接続している場合、LANケーブルの規格も確認が必要です。

古いケーブルや劣化したケーブルを使っていると、リンク速度が100Mbpsで固定されることがあります。

1Gbpsを前提にするなら、少なくともカテゴリ5e以上のLANケーブルを使うのが基本です。

実効速度

1Gbpsへ変更しても、速度測定で常に1Gbps近く出るわけではありません。

ドコモ光1ギガはベストエフォート型のため、端末性能、Wi-Fiの電波状態、プロバイダ側の混雑、利用時間帯によって実測値が変わります。

重要なのは最大速度の数字だけでなく、動画視聴、Web会議、オンラインゲーム、ファイル送受信が安定するかどうかです。

100Mbpsのままになりやすい原因

棚の中に収納された複数のルーターとモデム

ドコモ光で1Gbpsへ変更したつもりでも速度が伸びない場合は、契約変更が反映されていないケースよりも、建物設備や宅内機器がボトルネックになっているケースを疑うべきです。

VDSL方式

マンションで100Mbpsから1Gbpsへ変えたい人が最も注意すべきなのがVDSL方式です。

VDSL方式は共用部まで光回線が来ていても、共用部から各部屋までは電話線を使うため、部屋側の最大速度が100Mbps級になりやすい方式です。

この場合、ドコモ光側で1ギガの契約にしただけでは、部屋までの物理的な配線上限を超えられない可能性があります。

改善するには、建物全体で光配線方式へ切り替えるか、個別に戸建てタイプ相当の引き込みができるかを確認する必要があります。

古い宅内機器

100Mbps契約時代から同じONU、ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーターを使い続けている場合、機器側が速度の上限になっている可能性があります。

とくに古い無線ルーターは、有線ポートが100Mbpsまでだったり、Wi-Fiの実効速度が低かったりします。

変更後に速度が出ないときは、回線そのものよりも先に機器の型番とポート規格を見直すと原因を切り分けやすくなります。

  • ONUの型番
  • ホームゲートウェイの型番
  • Wi-Fiルーターの発売時期
  • WANポートの速度
  • LANポートの速度
  • 端末側の有線LAN性能

Wi-Fi環境

有線では速いのにWi-Fiだけ遅い場合は、回線変更よりも無線環境の問題が大きいと考えられます。

壁や床を挟む場所、電子レンジの近く、ルーターを床に直置きしている環境では、1Gbps回線でも体感速度が落ちます。

速度を確認するときは、まずONUやルーターの近くで有線接続し、その後にWi-Fiの場所別速度を測ると原因が見えやすくなります。

症状 主な原因 対処
有線だけ速い Wi-Fi電波 設置場所変更
全端末が遅い 回線混雑 時間帯比較
1台だけ遅い 端末性能 端末設定確認
100Mbps固定 LAN規格 ケーブル交換

1Gbpsへ変更する手続きの流れ

デスク上に設置された黒い無線ルーターとモデム

ドコモ光の100Mbpsから1Gbpsへの変更は、いきなり申し込むよりも、現在の契約内容と建物設備を確認してから窓口へ相談する流れが安全です。

契約確認

最初に、My docomo、契約書類、開通の案内、請求情報などで現在の契約タイプを確認します。

契約名に1ギガと書かれている場合でも、マンション設備によって実効速度が制限されている可能性があります。

問い合わせ時に情報をすぐ伝えられるよう、契約者名、設置場所住所、連絡先、現在使っている機器の型番をメモしておくと話が早くなります。

  • 契約者名
  • 設置場所住所
  • ドコモ光の契約ID
  • 現在の最大速度
  • 建物種別
  • ONUやルーターの型番

申込窓口

変更の相談は、ドコモ光の公式Webフォーム、ドコモショップ、ドコモインフォメーションセンターなどで進められます。

Webフォームは時間を選ばず相談しやすく、ショップは対面で確認したい人に向いています。

電話や店舗では、100Mbpsから1Gbpsへ変更したいことだけでなく、現在の建物で1Gbps対応が可能かを確認するのが大切です。

窓口 向いている人
Webフォーム 自宅で相談したい人
電話 条件を直接聞きたい人
ドコモショップ 対面で確認したい人
管理会社 マンション設備を聞く人

工事後設定

工事や切り替えが終わったら、ONU、ホームゲートウェイ、Wi-Fiルーター、端末を順番に接続します。

無派遣工事の場合は機器だけが送られてくることもあるため、自分で接続作業を行う前提で準備しておく必要があります。

接続後にインターネットが使えない場合は、ルーターの接続方式、LANケーブルの差し込み口、電源の入れ直し、プロバイダ設定を確認します。

IPv4 over IPv6を使うプロバイダでは、対応ルーターが必要になることがあるため、変更前にプロバイダの対応状況も見ておくと安心です。

変更前に準備したい機器と設定

青いカーテンの前に設置された黒い無線ルーター

100Mbpsから1Gbpsへ変更するなら、回線工事だけでなく、家の中の機器を1Gbps対応にそろえることが重要です。

ルーター

1Gbps回線を活かすには、WANポートとLANポートがギガビット対応のルーターを選ぶ必要があります。

Wi-Fi中心で使う場合は、Wi-Fi 5以上に対応した機種を目安にすると、スマホやノートパソコンでも体感差を出しやすくなります。

家族で同時接続するなら、単に最大通信速度が高いだけでなく、同時接続台数や処理性能にも余裕がある機種を選ぶべきです。

LANケーブル

LANケーブルは見落とされやすいですが、100Mbpsで止まる原因になりやすい部品です。

カテゴリ5以前の古いケーブルや傷んだケーブルを使っている場合、1Gbpsへ変更しても速度が伸びません。

短い距離ならカテゴリ5e以上で十分ですが、買い替えるならカテゴリ6以上を選ぶと安心です。

規格 目安 判断
Cat5 古い規格 交換推奨
Cat5e 1Gbps対応 使用可能
Cat6 1Gbps対応 推奨
Cat6A 10Gbps対応 将来向け

接続方式

ドコモ光で速度を安定させたい場合、プロバイダがIPv4 over IPv6に対応しているかを確認するとよいです。

従来のPPPoE接続は時間帯によって混雑の影響を受けやすいことがあり、IPoE系の接続方式にすると夜間の体感が改善する場合があります。

ただし、利用できる方式や必要なルーターはプロバイダごとに違うため、契約中のプロバイダの案内に合わせて設定する必要があります。

  • プロバイダ名を確認
  • IPv4 over IPv6対応を確認
  • 対応ルーターを準備
  • 古いPPPoE設定を確認
  • 開通後に速度を再測定

1Gbpsで足りない場合の選択肢

電源アダプターが接続された白い無線ルーター

100Mbpsから1Gbpsへ変更しても満足できない場合は、1Gbpsの改善だけでなく、10ギガ回線、建物設備の変更、別回線の導入も候補になります。

10ギガ

ドコモ光には1ギガだけでなく10ギガのプランもあります。

ただし、10ギガは提供エリア、対応プロバイダ、料金、対応ルーター、工事内容が1ギガと異なります。

2026年5月時点の公式案内では、ドコモ光1ギガから10ギガへの変更は申し込みから利用開始までおおむね1か月半かかると案内されています。

オンラインゲーム、動画配信、大容量データ送受信を頻繁に行う人は候補になりますが、普通の動画視聴やWeb会議中心なら1Gbpsで十分なことも多いです。

マンション設備改善

マンションでVDSL方式が原因になっている場合、個人のルーター交換だけでは根本的な改善にならないことがあります。

この場合は、管理会社やオーナーに光配線方式への変更可否を確認するのが現実的です。

建物全体の設備変更が難しい場合は、個別引き込みや別回線の利用可否を聞く必要があります。

  • 管理会社へ確認
  • 光配線方式の有無を確認
  • 個別引き込みの可否を確認
  • 工事許可の条件を確認
  • 他社回線の導入可否を確認

代替回線

建物側の制約で1Gbps化が難しい場合は、ドコモ光にこだわらず別の接続手段も検討対象になります。

独自回線系の光回線、ケーブルテレビ回線、ホームルーター、モバイル回線は、それぞれ工事可否や通信安定性が違います。

固定回線の安定性を重視するなら光回線が第一候補ですが、工事許可が取れない部屋ではホームルーターが現実的な代替になる場合があります。

選択肢 強み 注意点
独自光回線 速度に期待 提供エリア限定
10ギガ回線 大容量向き 機器費用あり
ホームルーター 工事不要 電波次第
モバイル回線 持ち運び可能 容量制限に注意

100Mbpsから1Gbpsへの変更は設備確認から進める

アンテナ付きの白いWi-Fiルーターのクローズアップ

ドコモ光を100Mbpsから1Gbpsへ変更したい場合、最初に確認すべきなのは契約名、建物の配線方式、ONUやルーターの対応状況です。

戸建てや光配線方式のマンションなら、品目変更や機器交換で1Gbps化できる可能性があります。

VDSL方式やLAN配線方式のマンションでは、契約だけを変えても部屋側の上限が100Mbps級のまま残ることがあります。

変更後に速度を活かすには、ギガビット対応ルーター、カテゴリ5e以上のLANケーブル、IPv4 over IPv6対応、Wi-Fiの設置環境を整えることが大切です。

申し込み前にドコモ光の窓口と建物管理側の両方へ確認すれば、工事費や開通後の速度トラブルを避けやすくなります。

安定した接続が期待できるファイバーアダプター